白山禅定道の石仏 滝本やすし
はじめに 白山には、越前、加賀、美濃の三つの禅定道があった。山頂付近や禅定道周辺には数千体の石仏が奉納されていた。その多くは一向一揆によって壊され、さらに明治の廃仏毀釈でほとんどが失われた。また残されていた石仏も昭和戦後...
はじめに 白山には、越前、加賀、美濃の三つの禅定道があった。山頂付近や禅定道周辺には数千体の石仏が奉納されていた。その多くは一向一揆によって壊され、さらに明治の廃仏毀釈でほとんどが失われた。また残されていた石仏も昭和戦後...
日本の原風景である散居村(さんきょそん)の広がる砺波は、真宗王国でありながら石仏の造立が多い。それも地元の人々にとっては何気ない風景であるが、田んぼ道に豪華なお堂に中に鎮座する石仏に花が手向けられ、信仰心の篤さを実感する...
正保四年・明暦三年の庚申塔 福井県永平寺町松岡湯谷 滝本 やすし 福井県永平寺町松岡湯谷に、正保四年( 一六四七) 銘と明暦三年( 一六五七)銘の庚申塔が建てられている。『松岡町の石造物』( 昭和四十七年増永常雄著、松岡...
平井一雄 1、片貝川と黒谷橋 片貝川は立山連峰北部の水を集めて富山県東部を流れ、本邦屈指の急流で富山湾に注ぐ川です。 万葉の歌人大伴家持は、立山の勇姿に感動して短歌...
平井一雄 旧大沢野町猪谷(細入村猪谷と区別するため通称東猪谷とい う)は飛騨(岐阜県神岡町)との国境いで加賀百万石の関所の あった村である。この村に「奥山半僧坊」通称...
尾田武雄 〇芦峅寺閻魔堂前 の六地蔵 元は姥堂境内にあった。 嘉永六年(一八五三)に『姥堂境内六地蔵石像造営施主等覚帳』先祖の戒名、寄進者...
1、はじめに 行者「寛明」について『とやま民俗№45』1994.6(平成6年)―村境の習俗・石造物・「行者さま」のこと―と『北陸石仏の会研究紀要第7号』2004.12(平成16年)―富山県東部に点在する行者「寛明」の石碑...
平井 一雄 一、津幡町倉見 浄土宗「専修庵」探訪記 石川県『「歴史の道」調査報告書第五集』の抜刷(加賀・能登における念仏行者の足跡)を著者 芝田 悟さんからいただいた。芝田さんは北陸石仏の会主催 砺波・庄川例会 (平成1...
平井一雄 一、富山市上大久保天満宮参道の二基の立石について詳述する。 伊藤曙覧著『越中の民俗宗教』によると神社の鳥居の前に、よく大きな立石が見られる。富...